デザイナーのコラム
素材 + デザイン + 作り手の技術
【 三方留め 】
CUBIT ティッシュボックス
の箱の仕口(接合部の固定方法)は「留め」と言う加工で作られています。
45度にカットした木口をぴったりとあわせて箱をつくる、日本ならではの工法です。
側板同士、さらに天板も留めなので、 「三方留め」の箱です。
木口を見せずに箱を作る、こうした細部にこだわる造形と美意識は、昔は日本人の身近な生活の中に多く見られました。
木工では欄間の組子細工に見られる細やかなディテールや、障子の細い桟の矩形。そして和紙との組み合わせなどです。
【 底板のこと 】
ティッシュボックスの底板は1.5mmという薄い合板を用いています。溝を曲線にすることで箱の側面に溝を出さずに、底板を入れたり出したりすることができます。 傾けても底板が滑り出すこともありません。 この機能は薄い合板のやわらかさと溝を曲線にすることがデザインのポイントとなりました。
【 飛行機用合板 】
またこの底板の合板は、薄い単板を3枚重ねてい作られています。ニッタクスの十勝工場で60年ほど前から作られているこの合板は、もともと「飛行機用合板」と呼ばれ、 戦時中の航空機のなかで、特に練習機の機体に使われていました。今でも、グライダーの補修などに使われており、現在は「模型用合板」として 製造・販売されています。
最近巷で見かける杢目シールと違い、天然の杢目はひとつひとつ表情が違います。
丁寧なつくりと本物の木の質感を長く楽しんでいただける、家具のような仕上がりです。
ギフトとしても大変人気の商品です。
W26cm×D13.5cm×H7.7cm
シナ積層合板 オイル仕上げ
カラー:natural
重量:本体400g
価格:
\3,990-(税込)
\3,800-(税抜)
★この商品は生産を終了しました。
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